バルセロナの物価 一月でどれくらいかかるのか?
今回は私が2カ月ちょっと(3カ月弱ではありますが)暮らして、わかったバルセロナの物価に関して記事を書いていきます。
注(現在2018年1月15日は5カ月目に突入していますが、そこまでこの時の感覚と変わるようなことはありません。)
主に自身の生活体験を軸にデータを出しています。一部のデータはこちらのサイトのものがよくまとまっておりましたので、参考にさせていただいております。
参考になれば幸いです。
家賃
留学生の方やこちらで暮らそうと思っている方で、まず気になるのがこちらではないでしょうか。
まず、私が住んでいるところに関してはひと月500ユーロになります。(光熱費、水道代、wifiはこみです)
私は現在、日本で紹介してもらった(現地の日本人向け不動産サービスを利用しました)家に住んでいます。物件紹介の際は普通のシェアハウス、ということですが、開けてみたらホームステイだったという感じでちょっと特殊です。実は三食付きなので、ほとんどこれ以外にはお金がかかりません。
このへんはまた別の記事で書きたいと思います。
一般的な話に移るとこちらのfoto casa
というスペイン全土の物件を紹介しているサービスなどを見てみたところです。
シェアハウス的な物件は350ユーロから500ユーロくらいから広告が載っています。(極端に安いところもありますが、スペイン語があまり話せない段階ではどんな問題があるかわからないので、おすすめできません)。wifiはついているところもありますが、光熱費、水道代は別というところも多いです。
また、地域的には治安の問題もあるので、中心部のraval地区近辺は避けたいところです。私もその近くですりにあいました。 記事はこちら
中心部であれば、物件情報を見てみるとFGCが走っているGracia地区周辺、そして、意外かもしれませんが、サグラダファミリア周辺の地区が比較的お値段もお安く、また治安もいいとのこと(その周辺をうろうろしたりはしていますが、実際に暮らしてはいませんのでご了承ください。)でおすすめです。
意外と海外の方でピソを所有している方も多く、まだスペイン語はあんまりという方でも英語が通じる可能性があります。
話がそれました。お高い物件は理由がそれなりにあり、部屋が広いこともさることながら、500ユーロくらいの少しお高めな物件は全部こみ、掃除もしてくれるという物件もあります。
シェアでない物件だと例えば郊外のhospitalet地区や、sabadell、tarrassa地区など場所を選ばなければ、安い物件だと400ユーロくらいからありますが、平均して650~700くらいというところでしょうか。学生さんなんかの場合はご友人とこういうところを借りてシェアするのもいいかも。
ただ、ほかのスペインの地域と比べればそこまで安くありません。第三の都市といわれているバレンシアでは安くて300€代からシェアではない物件があり、一人用であれば、代替それくらいの相場です。
次に学生寮や学生向けの物件になりますが、大体300ユーロ弱から500ユーロくらいになります。
一人部屋が大体500€前後というところです。
安くて200ユーロくらいというところでしょうか。
安い部屋だと4~5人部屋になり、高い部屋だと1人部屋になります。
大学生の方であれば、語学の練習や友人作りもかねてこれくらいでもいいかもしれません。
ただ、日本もそうかもしれませんが、やはりパーティなどは領内であるとのことなので、落ち着いて勉強したいという方は別のところを探すといいでしょう。
だいたいwifiは完備、水道代、光熱費は別、掃除はもちろんやってね、という場合が多いように思います。
調べた中で物件によっては全部こみ、という場合もあります。
留学生の方は各種学校が提携されている寮を使うのも手だと思います。
ご自身で調べられる場合は「piso para estudiar en bardcelona」とか入れてググると、いっぱい出てきます。
ただ、スペイン語で直接やり取りしなくてはならない場合も多いので、やはりご自身でやる場合はある程度スペイン語を勉強されてからの方がいいかと思います(バルセロナがカタルーニャ自治州ということで、言葉の問題を心配されている方がおられますが、基本的に公的なものはスペイン語で問題ありません)
光熱費通信費を入れたトータルで言えば大体、ひと月学生の方が暮らすのであれば家賃は高くとも400~500くらいあれば生活できるかなぁというところです。
他の都市であればもっと安いかと思います。バルセロナの家賃は正直なところ、日本よりも少し高いかなぁという感じです。
日本では東京でも少し離れれば、4~5万円くらいで、ワンルームが借りられますし、そもそもシェアという考え方がまだあまり一般的ではありませんからね。
ちなみに私が日本国内にあるサービスで利用させてもらったのは
ユーロエステートさんと
匠リロケーションさんです
ユーロエステートさんは物件数自体は多いのですが、ヨーロッパのその他の都市も多く扱っていることもあってか、物件の情報が古い(空いていない物件が多い)感じです。
匠リロケーションさんの方は、物件も新しいものが多く、他のサービス(ビザの申請や口座開設等)もやってくれるので、便利です。日本で利用するのであればこちらがおすすめでしょう。(別途不動産に関してはちゃんと記事を設けたいと思います。)
ちなみに大体の場合契約は数か月単位です。
交換留学生の方だったり、仕事の都合で一時的に凝られている方だったり、滞在期限が1年くらいの方の場合はまとめて支払ってね、といわれる場合もあります。
これからこちらに来る予定の方はそうした部分も抑えておきましょう。
食費
次に食費です。ここでは大きく、普通の食費、要は自炊にかかるお金と外食費に分けて書いていきたいと思います。
自炊にかかるお金
スペインでは食料自給率が高く、フランスなどの農業大国に囲まれているようなこともあってか、食材費は非常に安いです。
具体的な例でいうと
米 1kg 0.74ユーロ~1.5ユーロ
パスタ 1kg 0.70~0.90ユーロ
タマゴ 6個Lサイズ 0.94~1.3ユーロ
レンズ豆(乾燥) 1kg 1.50~2.0ユーロ
鶏むね肉500g 2.50~4.00ユーロ
ビール1缶 0.24~1.00ユーロ
トマト1kg 1.3~2.0ユーロ
ブロッコリー 500g 0.80~1.20ユーロ
くらいな感じです(妙に生々しいのは近所のスーパーを参考にしているからです)
全体的に食材は安めです。これ以上の価格になると、輸入品であったり、ビオ食材であったり、高級食材であったりと多少付加価値が付いてくる感じになります。
お菓子とかは日本とそこまで変わらないかと思います。
酒税がかかっていないこともあってか、お酒はかなり安いです。ビールよりもペプシコーラの方が高いくらい、ワインも750円のボトルが2~3ユーロくらいの値段からあります。
そして日本のよくわからない1000円くらいのものよりははるかに安いです。さすがは本場、お酒のみの方は誘惑が多いので気を付けましょう。
ちなみにバルセロナにはmoritzというビールの会社があります。おいしいです。
つらつらと書いてきましたが、自炊するとなると普通に食べれば1食1ユーロから2ユーロくらい、かなり贅沢をしても、4~5ユーロくらいでおさまるかと思います。
外食
外食はスペインでは外食に10%の税金がかかることからバルセロナでも総じてお高めです。
また、バルセロナはスペイン第二の都市ということもあってか、ほかの都市に比べて全体的に高めです。
庶民向けの安いレストランでもタパのような小さいものでも一品2~3ユーロは当たり前で、普通に食事をしようと思ったら20~30ユーロは予算として考えておいた方がよいかと思います。
後は裏技的ですが、市内にあるバルセロナ大学とか、ポンぺウファブラ大学の学食を利用するというのも手です。
そんなに驚異的な安さではないのですが、前菜、メイン、飲み物、デザート付きで6~7ユーロくらいです。普通のレストランで食べると少なくともこの1.5倍くらいはするのでお得ではあります。
バルセロナで安くいっぱい食べたいならビュッフェ形式のレストランがおすすめです。当ブログではビュッフェ形式のレストランであれば、fresccoというレストランをお勧めしていいます。
なんか調子悪いなーとか、月の終わりとかに食べています。
ビュッフェ形式のレストランは安いところでは7ユーロ代から高いところでは15~20ユーロくらいです。
ただ、日本みたいに時間制限はありません。
ただ、お高めとは言いまいしたがそれでもヨーロッパのフランスなどその他の国に比べるとお安め、知人になったフランスの方はコーヒー一杯で5€すると言っていました。
また、安いレストランもないわけではありません。移民の方がやっているようなアジアフードのお店は結構安いです。寿司とかこちらの中所得者層向けのものはやめておいたほうがいいかと思いますが(しかもおそらく一般庶民が手を出せるような寿司は他のアジアの国人が作っている寿司もどきかと思います)例えばカレーとか、炒めご飯とか、あとこちらではwokと呼ばれているのですが、焼きそばのようなものはお店によっては5€以下で購入することができます。
なんか外で食べてみたいけど、お金ないなぁというときにおすすめ。少なくともマクドナルドとかよりはまともな食事かと思います。
スペインは実は国民の平均所得がかなり少ないのですが、そういった部分も反映されているのでしょう。
長々と書いてきましたがバルセロナでは外食はちょっとお高め、学生さんの場合は計画的に利用することをおすすめします。
交通費
これはどのような目的で、バルセロナに来ているのかや住んでいるところで異なります。
そのため、ここでは一般的な交通手段が付きいくらくらいかかるのか、書いていきます。
バルセロナ市内では主にバス、地下鉄(メトロとカタルーニャ鉄道(カタルーニャ広場から)、トラム(緑色の路面電車)
ロダリネア(郊外にもいく電車)になっています。どれも、同じ基本母体の公共交通機関になっています。
今回はこちらの1カ月定期利用の金額について触れていきたいと思います。
こちら先ほども述べたようにどれも同じ母体です。チケットはメトロ、あるいはカタルーニャ鉄道う、ロダリネアの駅で買えます(バス内では買えませんので注意が必要です。)買い方は別途記事を作成します。
月々利用はT-mesというチケットになります。
料金は地域ごとに分かれていて、
Zona -1 51.25ユーロ
Zona -2 71ユーロ
Zona- 3 99.60ユーロ
Zona – 4 122ユーロ
になっています。Zona5,6とありますが、こちらは市内まで二時間以上かかるような地域ですので、ここでは紹介いたしません。
Zonaの割り当てや詳しい料金体系はこちら
ただ、大体の人はZona1かZona2で十分かと思います。
これがあれば、市内の乗り物は指定されたZona内 月の間であれば、すべて乗り放題です。
恐ろしく便利です。日本みたいに、Ⅰ区間だけというわけではないです。
買い物とかにも便利です。
また、25歳以下の若年層の方、多くの大学生などがこちらに当てはまるかと思いますが、そんな方には若者向けのさらに安いt-joveというチケットが出ています。こちらで詳しくご説明しています。
娯楽 (携帯代含む)
映画やライブハウスなどの娯楽にかかる費用に関してです。
映画
映画館に関してはスペインは日本に比べるとはるかにお安く
平日は大体5ユーロくらい
休日は8ユーロ
特別な日に3ユーロ(ちなみに全部新作の映画館でです)
と結構お安いです。映画好きな人にはおすすめ、
ライブハウス、劇場
(ライブハウスに関しては大体20~30ユーロ大きな劇場とかだと50~100ユーロくらいと日本と大体相場は同じくらいです。)注誤っていたので訂正します。
ライブハウスは現地のアーティストであれば大体15ユーロくらい、海外のアーティストであれば30ユーロ以上といったところです。
劇場に関してはかなりお安く大きな劇場でもだいたい18~20ユーロくらいです。
芸能関係は日本に比べるといくらか安いです。ヨーロッパはこういうところがやはり違うかなぁと思います。
一つ注意点、バルセロナはカタルーニャ自治州に位置しています。フラメンコの本場ではありません、旅行されている方なら別ですが留学生の方はある程度時間があると思うので、フラメンコを見たい場合は本場の南部アンダルシア地域や、首都マドリッドへ行って見てみることをおすすめします。本物はそっちです。
また、音楽に関しては公園や広場で、夜や、お祭りがある日に無料でライブが開かれていたり、DJイベントがあったりしますので、そういうのを探していくのもおすすめです。
あと、大道芸人とか、ストリートミュージシャンもピンからキリといった感じですが、結構います。にほんよりその辺はおおらかです。
携帯代金
携帯代金に関して
vodafone yoigo orangeその他もろもろ、かなり多くのキャリアが多くのプランを出しているため、普通に契約するなら総じてスペインの方が日本よりお安めです。
ちなみに、私の場合は住んでいる家のお父さんの協力もあってできたことですが、vodafoneのプランに加入していて
6gb 3時間通話 機種代の分割料金込みでひと月15ユーロです。結構格安ですが、大体ご自身でやられてもそこまで高くはならないと思います。
スペインに限らず、国外で、携帯を使うというともう一つはシムフリーの端末や現在使われている端末のシムロックを解除して、プリペイドのシムを使うというものです。
こちらは、各種キャリアの店舗で契約を行うことができます(バルセロナのエールプラット国際空港には、vodafoneの店舗があります)
ひと月いくらで、課金していくというスタイルです。
大体2gb通話2時間で10ユーロくらいが相場です。
契約の延長(プリペイドカードへの入金は)市内にある
tabacoという茶色と黄色の看板が目印のたばこやさんや各種キャリアの店舗で行うことができます。
まとめ ひと月いくらかかるか
今回は、2カ月ちょっと暮らしてみてわかったバルセロナの物価ということでお伝えしてきました。
最後にひと月いくらかかるか、ざっと行くと
食費は外食をしても200ユーロくらいかかればいい方でしょう。毎日外食しちゃうようなリッチマンは別です。ただ、毎食外食といっても学生食堂とかでがっつり食べてそれ以外は食べない、という涙ぐましい努力をすれば、200€前後で収めることも可能です。
その辺は自炊の腕と相談しましょう。
自炊だけなら、うまくやれると100ユーロもかからないと思います。
家賃は大体学生さんが住めるようなところであれば、500ユーロくらいが上限かと思います。
光熱費水道代に関しては私では算出できないのと、学生さんの場合は人によるところが多いかと思うので、ここではざっと100ユーロとしておきます。
ソンで電車代がかかって71ユーロ
娯楽費は大体 30ユーロくらいとしておきましょうか。
ざっと行くとすんごい贅沢をしても800ユーロちょっと日本円にして、10万円弱というところのになるでしょうか、これかなり高めに算出しています。
実際のところは500~700くらいになるかと思います。
大体日本円にして、6~9万円くらいというところでしょうか。
てなわけで、参考になれば幸いです。何かこういうことが知りたい、この辺の情報をもっと、なんてことがあれば、コメント欄よりお伝えいただけますと幸いです。
では
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